サゲ系とは
「サゲ系」とは、カスタムカーの中でも、リアサスペンションを下げることによって、リアを低くして見た目を改造するスタイルのことを指します。具体的には、リアアクスルやリーフスプリングなどを交換することによって、車高を下げ、バネ下重量を減らすことで、リアをより低くするように改造します。
このスタイルの歴史は、アメリカで誕生しました。1950年代には、ホットロッドのスタイルでリアを低くすることが流行しており、その流れがカスタムカーにも影響を与えました。特に1960年代には、ローライダースの文化が誕生し、低くて長いボディーにサスペンションを下げたカスタムカーが人気を集めました。
日本では、1980年代に流行しました。当時のカスタムカーは、アメリカのカスタムカーショーで受賞することを目的としていたため、アメリカのスタイルが多く取り入れられていました。その中で、サゲ系はアメリカのローライダースの影響を受けたものでした。
近年では、車高調整が容易になったことや、エアサスペンションの普及などによって、より多様なカスタマイズが可能になっています。しかし、サゲ系はクラシックなカスタムカーのスタイルとして、今も人気を保ち続けています。